2011年12月18日日曜日

カミングアウトしないことで失っているもの

今日は、そこまでお互いを理解し合っているわけではないんだけど、でも嫌いじゃなくてどっちかと言えば好きな人たち(例えば職場の人とか)にカミングアウトしたらどうなるか!
について書いてみます。

先月、職場で飲み会があったんです。
数ヶ月間だけ一緒に仕事して、色々お世話になった方々との飲み会でした。
ちなみに僕は飲み会はあまり好きな方ではありません。
理由はわかりません。昔からそうだったんです。
まぁこれは今日のテーマとは無関係なのでここまでにして、本題に入ります。

先月の飲み会で、
「○○さん(僕のこと)は彼女はいないの?」
と聞かれました。

「いないんです」
そう答えました。

僕はゲイ男性ですから彼女はいませんし、また彼氏もいません。
だから、彼女はいないの?という質問には、「いないです」と嘘をつかずに答えました。
ちなみに心の中では(彼女はもちろん彼氏もいないです)と思っていました。

その後の会話は次のように流れていきました。

Aさん「なんでいないの~?」
  僕「なんでですかね?」
   (知らないよ・・・)

Bさん「合コンとかは行かないの?」
  僕「あまり初対面の人との飲み会って好きじゃないんですよね」
   (女性との合コンなんてゲイの僕にはあり得ない)
   (そもそも飲み会があまり好きではないから行かないし・・・)

Cさん「じゃあ職場でいいなと思う人はいないの?」
  僕「どうですかね~?」と言葉を濁す。
   (普段そういう目で女性を見てないし・・・)

Aさん「どういう人がタイプなの?」
  僕「そうですね~。痩せてない人ですかね」
   (そろそろ話題を変えてくれ・・・)

Aさん「え~!?じゃあ芸能人で言うと誰?」
  僕「芸能人でいいと思う人はあまりいないんですよね」
   (あまりテレビみないから芸能人の名前知らないし、松山ケンイチはかわいいと思う、なんて言えるわけないし・・・)

Cさん「なんで結婚しないの?」
  僕「う~ん、なんでですかね~?」
   (とりあえず今の日本じゃ男性同士で結婚できないし、僕が女性と結婚するなんてのはちょっと考えられない感じだし・・・)

Dさん「でも男の人はいいよね。子どもを持つ年齢を考えなくていいからさ~」
  僕「まぁそうですよねぇ」
   (でも男性同士なら生物学的には子どもは生まれないんですけど・・・)

Cさん「子ども好きでしょ?」
  僕「好きですよ」
   (ええ、好きですよ)

Cさん「だったら結婚することを強くお勧めするよ」
  僕「そうですか・・・」
   (僕ゲイなんで、今の日本じゃ結婚できないんですよね、と言っちゃおうかな?)
   (でもカミングアウトはやめておこう)

Dさん「自分の子どもは特別かわいいっていうからね~」
  僕「絶対そうだと思いますよ」
   (もし僕に子どもができたら最高にかわいいに違いない)
   (子どもはもちろん欲しいけど、でもゲイの僕に子どもは出来るのか!?)

Aさん「それで~?どんな人がタイプなの~?!」
  僕「そうですねぇ・・・」
   (もういい加減、話題を変えてくれ)
   (あなたは結婚してていいよね)
   (まさか僕がゲイだなんて、あんたは全然考えてないでしょ)

そんな感じでした。

この会話の流れ、お決まりのパターンですよね?
ゲイの皆さん、どう思われますか?
こんな会話が繰り広げられた時、どういうふうに対処していますか?
もしよければ、ぜひ教えてください!
下にコメントしてください!
お願いします!!
(僕には切実な問題なんです(笑))

ちなみに僕は職場ではカミングアウトしていません。
(違う部署の、ある一人の女性にだけ、しましたけど)
今のところは職場でカミングアウトするつもりはないんです。
来年には部署が異動になる予定だから、そこまで親密になるはずもない人たちに対しては特にカミングアウトする必要はないでしょう、ここは友達を作る場所じゃなくて職場だし、って感じで考えてます。

でも、飲み会で上のような会話(というか尋問)が繰り広げられていたとき・・・
「カミングアウトしちゃおうかな?」
って、自然な気持ちで、そう思ったんです。

僕は、強制されてするカミングアウトは絶対にするつもりはないです。
飲み会とかで尋問されている時にカミングアウトするのは、強制的にカミングアウトさせられているようなものだ、とも言えるでしょう。
でも僕はあの飲み会の席で、自然な気持ちで、カミングアウトしてもいい、と思ったんです。

 ・この人たちは僕が普通の男(異性愛者)だと思っているだけだ
 ・多分この人たちは今までの人生の中でゲイ男性に出会ってきていないのだ
 ・出会っていたとしても、カミングアウトされたことがないんだろう
 ・だから目の前にいる僕が「ゲイかも?」などとはこれっぽっちも疑っていないのだ
 ・そういう意味では無知な人たちだとも言えるけど、、
 ・でも悪気があって僕に色々質問してきてる訳ではないのだ
 ・僕はこの人たちのことが嫌いではない(ほがらかで、楽しくて、むしろ結構好きだ)
 ・この人たちは僕がゲイだと知っても僕に対する態度を変えたりしない人たちだろう
 ・だからカムアウトしたらもっと色々なことを自然に話せる良い関係になるかもしれない

そう思ったんです。
こういう気持ちからのカミングアウトなら、それは強制的なカミングアウトではないですよね??

だけど、その日、僕はカミングアウトしませんでした。

そして、カミングアウトしないと決めた僕は、次のようなことを思っていました。
 ・相手からの質問をどうかわしていくか
 ・どれだけ動揺せずに質問に答えられるか
 ・どうすれば早く話題を変えられるか
 ・というかこの飲み会はいつ終わるのだ?
 ・人に土足で踏み込んできて一体何なんだこの人たちは?
 ・この人たちとはあまり話をしたくないなぁ
 ・この飲み会はつまらないなぁ
 ・あぁ、だんだん元気がなくなってきた・・・
 ・早く家に帰りたい
 ・明日から職場でこの人たちに会ったら嫌だなぁ
 ・この人たちのこと嫌いじゃないのに、なんかこうして心が離れていくなんて、悲しいなぁ

こんなふうに思っていたんです。
なんだかとても残念な感じです。。

でも、もし、あそこでカミングアウトしていたら・・・
 ・「え~!」と驚かれる
 ・そして色々質問される
   - いつからそうだったの?
   - 好きな男の人はいるの?
   - 今まで男性と付き合ったことはあるの?
   - 職場でいいと思う男性はいるの?
   - どういう男性がタイプなの?
   - 俺のこともそういう目で見てたの? などなど
 ・男女の普通の合コンに行かない理由もわかってもらえる
 ・結婚していない理由もわかってもらえる
 ・嘘をつかなくていい
 ・職場で、嫌いじゃない人たちと、色々なことを話せる関係になれる
 ・嫌いじゃない人たちとも心が離れなくて済むから、悲しくならない

といった感じになったのでは、と思います。

カミングアウトした後なら、自分のセクシャリティーに関する質問には、ちゃんと答えることができます。

だから、カミングアウトしていたら・・・
 1.相手と心が離れなくて済むから、悲しくならない
 2.本当のことを話せばいいので、嘘をつく必要がないので、楽チン
 3.カムアウトしなかったら生まれなかったような新たな関係を、相手との間に作っていける
といった良いことがあったんだろうな、って思います。

逆に言えば、カミングアウトしなかったから・・・
 1.相手と心が離れて、悲しい気持ちになる
 2.嘘をつくのは、やっぱり疲れる
 3.相手との関係が何か新しいものに発展していったりはしない(むしろ関係は停滞する)
といった残念なことになったんです。

僕は、仲が良い本当に大切な友達にしか、カミングアウトしていません。
でも、別に仲が良い本当に大切な友達でなくても、例えば職場の人だとかお互い深くは理解し合っていないような人とかであっても、「この人ならカミングアウトしてもいいかもな」と思う人が、たまにいます。
だけど、結局そういう人たちには、カミングアウトしていません。


~~~

そこで、今日のブログのテーマ「そこまでお互いを理解し合っているわけではないんだけど、でも嫌いじゃなくてどっちかと言えば好きな人たち(例えば職場の人とか)にカミングアウトしたらどうなるか!」です。

もしそういう人たちにもカミングアウトできたら、3つの良いことが起こるんだと思います。
 1.相手と心が離れなくて済むから、悲しくならない
 2.本当のことを話せばいいので、嘘をつく必要がないので、楽チン
 3.カムアウトしなかったら生まれなかったような新たな関係を、相手との間に作っていける

なかなかいい感じです。

だけどカミングアウトしないでいると、3つの残念なことが起きてしまうんです。
 1.相手と心が離れて、悲しい気持ちになる
 2.嘘をつくのは、やっぱり疲れる
 3.相手との関係が何か新しいものに発展していったりはしない(むしろ関係は停滞する)

なんだか悲しい感じです。。

カミングアウトしないことで、僕は3つの良いことをよく失っているなぁ・・・
そんなふうに僕は思っています。
皆さんはどう思われますか?
色々と下にコメントを書いていただけると嬉しいです。
また、飲み会で尋問された時にどう対処しているかもコメントというかアドバイスをください。笑
よろしくお願いします。

最後に、高校でカミングアウトしたカール君の動画を紹介します。
強制的に母へのカミングアウトをすることになってしまった話とかをしています。
(なぜだかこの動画は再生回数が多いんですよね)
動画を見て頂けましたらコメントしてもらえると嬉しいです♪




その他の動画はこちらからどうぞ:http://www.youtube.com/user/ItGetsBetterJapan






このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年12月2日金曜日

最も多く再生されている「It Gets Better メッセージ」

 今日は、YouTube上で最も多く再生されている「It Gets Better メッセージ」について書きます。

「It Gets Betterメッセージ」とは・・・
「今は中学とか高校とかで大変かもしれないけど、成人してから先は物事は良くなっていくから、今の大変さをなんとか耐え忍んで乗り越えて!」といった内容のメッセージのことで、若いゲイなどのセクシャル・マイノリティーに向けられたメッセージのことです。
(詳細はWikipediaをみてください)

そういった「It Gets Better メッセージ」の動画がYouTubeに数多く公開されています。

その中で最も再生回数が多い「It Gets Better メッセージ」は何かというと・・・!

テキサス州フォートワース市の市議会議員のジョエル・バーンズさんが2010年10月12日の朝YouTube上に公開した動画です!

ジョエル・バーンズさんは、ゲイだということを公表した上で市議会議員に出馬して当選した人です。
(見た目も格好いいと思う♪)

~ちなみに僕の知る限りで、日本でも、東京都豊島区議員の石川大我さんと中野区議員の石坂わたるさんが、ゲイだと公表して議員になられました

この動画は、公開された直後からインターネット上で話題となり、公開から数時間でYouTubeの再生回数が5,000回を上回り、その後も再生回数は増え続け、今の時点での再生回数は269万3千397回となっています。

これだけ多くの回数の再生がなされたのは、この動画のメッセージに込められた気持ちが、見る人にも伝わってくるものだからでしょう。

この動画を見て泣いた人も多いと思います。
というか僕はこの動画を見て泣きましたよ♪
多分、皆さんもこの動画を見たら何かしら感じるところがあると思うんですが、いかがでしょうか。
セクシャル・マイノリティーかどうかに関わらず、多くの人に訴えるものがあるかと思います。

この動画の日本語字幕版をアップしてありますので、まだ見ていない方がいましたら、是非チェックしてみてください。



ちなみに、この動画はとても話題になったので、公開から数日後にはこのジョエル・バーンズ議員は多くのニュース番組でインタビューされました。
中には、ジョエル・バーンズ議員の結婚相手のJ.D.さん(ゲイ男性)と一緒に出ているインタビューもありますよ。
興味のある方は「joel burns interview」とYouTubeで検索してみてください。
色々なインタビュー動画をみることができます。
その中で「このインタビュー動画に日本語字幕を付けて欲しい」とかいう希望がありましたら、下にコメントを書いて教えてくださいな♪

その他のIt Gets Betterメッセージやカミングアウト・ストーリー(日本語字幕版)はこちらにアップしてあります→ http://www.youtube.com/user/ItGetsBetterJapan





このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年11月27日日曜日

自殺したジェイミー君の家族からのメッセージ動画

今日は、前回のブログ記事の続きで、ゲイだということでイジメられてわずか14才で自殺してしまったジェイミー君の家族のインタビュー動画について書きます。


まずは簡単にジェイミー君のことを簡単に書きます。
(詳細は前回のブログ記事をみてください)


ジェイミー君は、5年生から7年生までひどいイジメを受けていましたが、8年生になってからはイジメは少し落ち着いたようでした。
そしてこの5月には「これから先は物事は良くなっていきますよ」というIt Gets Betterメッセージ動画をYouTubeに公開していました。
しかしその動画を公開した4ヶ月後に、ジェイミー君は自殺してしまいました。

ジェイミー君が自殺してから数日後のTV番組のインタビューに、ジェイミー君のお父さん、お母さん、お姉さんが出ています。
インタビューで、お父さん、お母さん、お姉さんは、ジェイミー君の自殺という悲しい出来事に関して、人々に伝えたいことを話しています。


ジェイミー君のお母さんは、次のように答えています。

「ジェイミーはまるで全てが順調であるかのようでしたが、実際には、自分には価値がないとか、この地球で生きている価値などないとか、そういった気持ちを最後までずっと抱えていたのです」

「ジェイミーは、彼自身がどのような気持ちを抱えていたかをよくわかっていて、そのような(悲しい)気持ちをこの世界の他の誰にも一人として味わって欲しくないと思っていたのです」

・・・

是非みてください。





その他の動画はこちらからどうぞ:http://www.youtube.com/user/ItGetsBetterJapan





このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年11月17日木曜日

自殺したジェイミー君からのメッセージ It Gets Better...

今日は「It Gets Betterプロジェクト」の皮肉な一面(?)について書こうと思います。

「It Gets Betterプロジェクト」をご存知の方も多いかと思います。
ザックリと言うと、若いゲイ(などのLGBT)の人たちに向けて「今は大変かも知れないけど、もうしばらくすれば周りの状況や物事は良くなっていきますよ!」という内容のメッセージの動画をYouTubeに公開して、若いゲイの人をサポートする、というムーブメントのことです。
詳細な説明はWikipediaのページを見て頂ければと思います。

多くの一般の人々が動画を作って、YouTubeに公開しています。
主にゲイ(などのLGBT)当事者が、自分の顔を出して、文字通り自分たちの声で、メッセージを発信しています。

YouTubeで「It Gets Better」と検索してみてください。
It Gets Betterメッセージの動画が、山のようにたくさん出てきます。

35才のゲイ男性である僕が見ても、そういったIt Gets Betterメッセージには、励まされますし、本当に「そうだなぁ、僕の周りの状況や物事(の見方)は良くなったなぁ」と思います。
だから、このIt Gets Betterプロジェクトは、若いゲイだけでなく、成人したゲイのためでもあると思うのです。
動画を見て、成人したゲイが若かった頃を振り返って、「あの頃は確かにつらかったけど、今はあの頃に比べたら本当に良くなったなぁ、本当に楽しく過ごせているなぁ」と、今の幸せを改めて認識できると思うからです。

そもそもこのプロジェクトの始まりは、成人した人たちが若いゲイ(などのLGBT)の人に向けてメッセージを発信する、というものだったようです
そして、次第に、未成年の若いゲイの人たちが自ら「これから先は良くなるよ(It Gets Better)」というメッセージを発信している動画も出てきました。

今年5月にも、14才のジェイミー君という少年が、そのようなメッセージをYouTubeに公開しました。
「これから先、状況は良くなると約束します!(It Gets Better, I Promise!)」というタイトルのメッセージでした。

しかし・・・

そのジェイミー君は、今年9月に、自殺して亡くなってしまいました。
ジェイミー君は、学校だけでなく、インターネット上でも、ゲイだということでいじめられていたそうです。

「状況は良くなると約束します(It Gets Better, I Promise)」と言っていた14才の少年が自殺してしまったのです・・・

どこが「良くなる(It Gets Better)」だよ。
全然良くなってないではないか。
自殺しちゃったではないか。
何が「良くなる(It Gets Better)」だよ。
嘘ばっかりだ。

僕はそんなふうに思いました。。。
悲しみというか、いきどおりというか、、、そういう気持ちを感じました。
何とも皮肉だなぁと思いました。

だから僕は、ジェイミー君の動画には日本語字幕は付けないぞ。
最初はそう考えていました。

ところで・・・

ジェイミー君は、Lady Gagaの大ファンでした。

Lady Gagaは、Born This Wayというヒット曲の中で、「ゲイ(やLGBT)であろうと何であろうと、あなたは神様が完璧に作った人であり、あなたはそうあるべくして生まれてきたのだ(Born This Way)」と歌っています。

ジェイミー君は、自分の動画の中で、Lady Gagaの「Born This Way」の中から次の一節を引用しています。

 ♪ Hold your head up, and you'll go far. (前を向いて前進しよう)
 ♪ Just love yourself, and you're set.(自分自身を愛すること、全てはそこからスタートするのだ)

また、自殺する直前にツイッターで、「マザー・モンスターさん(注:Lady Gagaのこと)、さようなら。今まで色々とありがとう。両手を上げて(注:Born This Wayの一節)」とツイートしています。

とても悲しいツイートです。。。

そんなこともあり、ジェイミー君が自殺したニュースが流れた時、Lady Gagaはツイッターで追悼の意を表明し、またコンサート会場では天国のジェイミー君に捧げて「Hair」という歌を歌いました。
(それについてはこちらの記事をみてください)
それから、いじめを違法にすべきだとオバマ大統領に直接会って話したり、この世界からいじめをなくすための「ボーン・ディス・ウェイ財団」を立ち上げる準備にとりかかりました。

また、ジェイミー君のご両親やお姉さんは、彼の自殺の後にテレビのニュース番組に出演し、彼の死を無駄にしないよう、人々にメッセージを投げかけました。
(これについてはこちらの記事をみてください)

僕はこれらの動画を全てYouTubeで見ました。
(YouTubeって本当にすごいなぁ・・・)

その頃、shoooさんという方から、ツイッターで、ジェイミー君の動画の日本語字幕版を見たいというリクエストを頂きました。

そして、僕は思いました。
ジェイミー君の死を無駄にしないためにも、彼の動画の日本語字幕版を作ろう。
それを少しでも多くの人に見てもらおう。
そして見た人に何かを感じてもらえたらいいな・・・
そう考えました。

というわけで、日本語字幕版を作りました。

前置きが長くなりました。

これが、ゲイだということでいじめられて自殺してしまったジェイミー君による、自殺の4ヶ月前のメッセージ動画、「これから先、状況は良くなると約束します!(It Gets Better, I Promise!)」です。
ぜひ見てください。



この動画はshoooさんからのリクエストで日本語字幕を付けることになりました。
shoooさんのツイッターのアカウントはこちらです。
shoooさん、リクエストありがとうございました。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年11月11日金曜日

メジャーリーグのドジャースによるLGBTへのメッセージ ~必ず良くなるから~

今日はアメリカのプロ野球メジャーリーグ球団「ドジャース」の選手たちの動画を紹介します。

ドジャースは、野茂英雄選手がメジャーリーグにデビューした球団として知られています。
ロサンゼルスが本拠地のチームです。

といっても僕は野球に全然詳しくないので、全てネットからの情報です♪

この9月に、そのドジャーズの選手たちが、若いゲイ・レズビアン・バイセクシャル・トランスジェンダーなどの人たちに向けて、YouTubeでメッセージを発信しました。
これは、日本で言えば、楽天やソフトバンクなどのプロ野球チームが、ゲイ(などのLGBT)の人たちに向けてメッセージを発信したようなものだと思います。

楽天とかソフトバンクと言えば、社長さんが有名ですよね(違うかな?)

楽天は社内の会議を英語で行うなどグローバル化(?)を進めています。
ソフトバンクもネットワークの世界で先端(?)を行こうとしています。
僕としては、そこの社長さんたちには、ぜひ、自分のプロ野球チームに、こうしたLGBT向けのメッセージを発信して欲しいと思います。
それでこそ、グローバル化(?)した会社だと、もしくは先端(?)を行く会社だと言えるのではないでしょうか??

とか言ったりして(笑)

どなたかこのブログをお読みになった方で、僕の上の意見に賛同してくださる方がいましたら、楽天やソフトバンクの球団の選手たちにLGBTに向けたメッセージを発信してもらうためのいい方法がないかどうか、考えてみて頂けませんか?
もし何かいい方法があったら教えてください♪

僕は以前ツイッターで、楽天の社長さんに「楽天球団からもIt Gets Betterメッセージを発信して欲しい」とお願いしたのですが、今のところ返信はないです(笑)
今日もう一度ツイッターで、楽天とソフトバンクの社長さんにお願いしてみます(笑)

もちろん巨人とか阪神とか広島とか中日とか西武とかでもいいですよ。

というか、僕の大好きな街である横浜にもプロ野球チームがあるじゃないですか!
ベイスターズですよ!
最近ベイスターズは、交流サイト運営大手のDeNA(ディー・エヌ・エー)に買収されたらしいので、もうベースターズとは言わなくなるのかもしれませんね。

ところで、江戸末期から明治にかけて文明開化の音がしたのは、確か、横浜でした。
横浜から水道だとか小学校だとかそういった文明(?)が日本に入ってきたわけです。
そして時代は今や、平成です。
これからは文明開化というか「世界標準」がキーワードでしょう(違うかも?)

僕は横浜が大好きです。
だから横浜には、ぜひ、世界標準の街になって欲しいんです。
その一環として、LGBTフレンドリーである(LGBTに優しい)ということは、重要なことですよ、きっと。

横浜がそんな街になるためにも、ぜひ交流サイト運営大手DeNA(ディー・エヌ・エー)の社長さんには、球団選手たちによるLGBTへのIt Gets Betterメッセージを撮影して欲しいところです。

DeNA(ディー・エヌ・エー)の社長さんのツイッター・アカウントがあるのかどうか知らないですが、あるかどうかを探してみて、もしあれば、その社長さんにもツイッターでお願いしてみることにします(笑)

と、前置きが長くなりました・・・

ここからが本題です!

今日紹介するのは、ドジャースの選手たちによる若いゲイ(などのLGBT)の人たちへのメッセージ動画です。
「It Gets Better ~必ず良くなるから~」です。

1分19秒と短い動画です。
テンポよく編集されています。
躍動感のある音楽がバックに流れているこの動画からは、メッセージがビシバシ伝わってきます。
「これから先は絶対良くなるぞ」というIt Gets Betterのメッセージです。

黒田博樹選手という日本人の選手がこのドジャースに在籍しています。
だから黒田選手もこの動画に出演しています。
「必ず良くなるから!(It Gets Better)」と日本語で話しています。
1分7秒のところです。

黒田選手のお母さんやお父さんやご友人、また出身学校の後輩の方々は、この動画を見られたのでしょうか?
もしご覧になっていたら、息子さんや友人や先輩がこのような動画に出演しているのをみて、どのように感じられたのでしょうか?
僕はそれが知りたいなぁ。

皆さんはこの動画、どう思われますか?
ぜひ見てみてください♪



その他の動画はこちらからどうぞ:http://www.youtube.com/user/ItGetsBetterJapan



このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年11月6日日曜日

「glee」〜普通じゃなくても〜

今日はアメリカのTVドラマ「glee」について少し書きます。

シーズン1のエピソード6くらいまで観ましたが、gleeって本当いすごいドラマだなぁ!
と思っています。

普通じゃなくてもあなたは素晴らしい。
普通じゃなくても卑屈にならなくていい。
いじめられていたってバカにされていたって、あなたは悪くない。
自分に自信を持っていい。
だってあなたは元から素晴らしい人なのだから。

といったメッセージが溢れんばかりに伝わってきます。
その伝わり方のハンパなさに驚いています。
観ていて励まされますし、元気が出ます。

ゲイとかLGBTとかの話題が多いのも、すごいことだと思ってます。
カート君がお父さんにゲイだとカミングアウトするエピソードは、とても感動的でした。
確か、シーズン1のエピソード4でした。
アメフトの試合の時に、応援席にいるお父さんに向かって、カート君が飛び跳ねながら「I'm here! I'm here!(お父さん、僕はここにいるよ!)」と叫んでいたのが、かわいらしかったです。
また、カート君が活躍する重要なシーンでは、ビヨンセのSingle Ladiesが使われていました。
とても格好よかったです。

このブログを読んでいる方でそのエピソードを観られた方がいましたら、感想やコメントを教えてくださると嬉しいです。
他の方がどう感じたかを知りたいなぁと思っていますので。

それにしても・・・
こんなゲイ・フレンドリーなドラマが人気になるとは、すごい時代になったなぁとも思います。
10年前とか15年前にはこのようなドラマが人気になるなんて、考えられなかっただろうなぁ・・・。

そう考えると、世界は確実に変わっているのだと思います。
僕たちゲイ(やLGBT)にとって良い方向に向かって変化しているのだと思います。

これから10年後、20年後、30年後は、どうなっているのでしょうか。
きっと、今よりもさらに良い方向に世界は変わっているでしょう。
僕はこれから先の世界の変化をしっかりと見届けていきたいと思っています。

ところで、動画を新たにYouTubeにアップしました。

「glee」のチアリーダーのコーチ(スー・シルベスター)の役をしているジェーン・リンチさんと、その妻のローラさんによる It Gets Betterメッセージ です。

It Gets Betterメッセージとは、かつてティーンエイジャーだった頃にゲイ(やLGBT)だという理由でいじめられてつらい思いをしていた大人たちが、今現在苦しんでいるセクシャル・マイノリティーのティーンエイジャーに向かって、「これから先は良くなっていくから今はくじけずに苦しい時を乗り越えて」「将来は絶対に良くなるから」と伝えている、暖かい応援メッセージのことです。

ジェーンさんはレズビアンで、この動画の2人は結婚しているそうです。



この動画は、京都にお住まいのマットさんからのリクエストで、日本語字幕を付けることになりました。
僕が今までアップしてきた動画の中で、これが初めての女性の動画です。
マットさんが動画の英語の文章を送ってくださったので、字幕作成が早く済みました。
マットさんはTwitterでいつも僕の活動を応援してくださっています。
マットさんのTwitterアカウントはこちらです。
マットさん、リクエストありがとうございました。

その他の動画はこちらからどうぞ:http://www.youtube.com/user/ItGetsBetterJapan



このエントリーをはてなブックマークに追加