2012年12月2日日曜日

原宿駅のゲイカップル と 日本人の It Gets Better

昨日、原宿まで行ってきました。
帰りに原宿駅の改札出たとこにあるGAPを振り返ると・・・ 

3階の窓に男の人2人が顔をくっつけてる写真がバーン!と
でっかく飾ってあるじゃないですか!

見た瞬間はわからなかったんですけど、
これってゲイカップルの写真ですよね。

 写真撮りました。 お上りさん状態です。
























2人並んで、片方がもう一人の肩に顔を傾けてて、
ウォン・カーウァイの映画ブエノスアイレスみたいだって思いました。
これね↓













ちなみにGAPの写真ですが、女の子2人も抱き合ってます。
























東京も素敵なところだな。
日本も変わってきてるな。
なんて思いました。 

今日は最後に、
日本人による日本語の It Gets Better メッセージを紹介します。 

日本人のケンタロウさんが、自分がバイセクシャルだと気付いて、
それを受け入れて、友達にも話して、楽になったということを
話している動画です。是非みてください。





2012年11月15日木曜日

ゲイ・レズビアン・セサミストリート 拝啓 緑色のキミへ!


久しぶりにブログをアップします。
一応このブログは、僕がYouTubeにアップしているゲイ関係の動画を
もっと多くの人に見てもらいたいという理由で始めたブログです。
なかなか新しい動画をあっぷできず、ブログの更新もしばらくできていませんでした。

今回アップした動画は、セサミ・ストリートのカエル君(カーミット)による
It Gets Betterメッセージの日本語字幕版です。

It Gets Betterメッセージとは、いじめられたりして自分に価値がないと思っている
若いLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)などの人たちに
今は大変だろうけどこれから先は今よりも良くなるよ、という動画を
YouTubeにアップするムーブメントのことです。

アメリカで始まったムーブメントですが、世界中に広がりをみせていまして、

日本語でもそれらのメッセージ動画を見ることができたらいいだろうなと思って、
こうして日本語字幕をつけてます。

で、このカエルのカーミット君は、ある時、
自分が他の人と違って緑色だと知ってしまいました。
緑色の自分には居場所なんてないんだ、
自分はノケ者なんだと思ってました。
孤独を感じていました。

だけどその後、
何色であっても人と人の気持ちはつながることができるのだ、
と気づいたのです。
大切なのは、人が何色かということではなく、
他の人と気持ちをつなげることができることなのだ、
と気づいたのです。

そんな素敵な動画です。
是非みてください。
「緑色」という言葉を、「ゲイ」「レズビアン」「バイセクシャル」
「トランスジェンダー」といった言葉に置き換えてみてください!






今日は最後に、大貫妙子の名曲「ピーターラビットとわたし」を聴いてください。

僕らはいつだって心ワクワクいたずら大好きなピーターラビットのいる世界を
夢見ることができる、僕らにもその世界に住むための想像力があるってことを
思い出させてくれる、素敵な曲です。

2012年9月9日日曜日

エイプリルフールのカミングアウト(ゲイ レズビアン LGBT)


今日はカミングアウトのお話を少し書きます。

「自分はゲイです」
「自分はレズビアンです」
「自分はバイセクシャルです」
「自分はトランスジェンダーです」
というような、
「実は僕は多数派じゃなくて(皆と違って)少数派の人間なんです」
というのが、いわゆるカミングアウトだと思ってました。

多数派の人がわざわざ
「私は多数派の人間です」
と言ったりしないと思っていたんです。

ところがある日・・・

「僕はストレート(異性愛者)です」
とカミングアウトしている動画を
YouTubeで見つけました!

まずはその動画を見てください。
デイビットっていう人の動画です。
この動画です(日本語の字幕付き)↓



上の動画を見て、
僕はなんだか変な気持ちになりました。

そもそもどうして人はカミングアウトするんでしょうか?
なぜ少数派はカミングアウトしないといけないのでしょうか?
カミングアウトされた側の人は、どう思ってるのでしょうか?
などと、色々考えたりするきっかけになる動画だなあと思いました。

皆さんはどう思われましたか?
コメントを残してもらえると嬉しいです。

上の動画には後日談がありまして・・・

この動画はエイプリルフールの日にアップされたものだったのです。
つまり嘘の動画でした。
本当はこのデイビットさんはゲイなんです。

彼は後日「本当のカミングアウト・ストーリー」をアップしました。
自分がゲイだとわかってそれを自分で受け入れて、
友達や家族にカムアウトしていった時のお話です。
こちらも是非見てください(日本語字幕付き)↓



色んな人が色んなカミングアウト・ストーリーを
YouTubeにアップしています。
YouTubeで「coming out story」と
検索するとたくさんヒットします。
日本人が日本語でアップしているものは
まだとても少ないのですが、これから先、
増えていくといいなあと思っています。

今日の最後の動画は、
EPOの「12月のエイプリルフール」です。
9月になっても暑い日が続いていて全然季節が違うんですが
エイプリルフールつながりってことで。


それではまた♪

2012年7月26日木曜日

年老いたゲイやレズビアンの生活は楽しいのか!?

この間、実家に帰りました。
母には僕がゲイだとカミングアウトしていません。
実家の居間で、母は録画していたオリンピック特集のTV番組を見ていました。
母はなぜか「オリンピックが開催されるイギリスでは同性婚が認められている」
という字幕テロップが流れているところで、番組を一時停止させていました。
なぜだ~!!?? たまたまなのか~!!??


というお茶の間でのひとコマはさておき・・・


今日は、僕が個人的に今までで一番勇気をもらったIt Gets Betterの動画を紹介します!


僕はゲイ男性で、ゲイの知人・友人もいますし、ゲイでない知人・友人もいますし、
家族(親と兄弟)もいますし、周囲の一部の人たちにはカミングアウトもしています。
今は安心して生きていける状況にあります。


だけど、今でも元気のない時とかに、たまに思うんです。


「ゲイって、年老いたら結局は一人で寂しく過ごすことになって、
最後は誰にも知られることなくひっそりと死んで行くのかな?」
って。。。


昔はこういうことを結構しょっちゅう思ってました。。。
悲しいですよね。
特に、同性愛者でない男の子のことを好きになっていた時に
そういうふうに考えががちでした。。。


でも今は、そう考えることはなくなってきましたし、
実際そんなふうな悲しいことにはならないだろう、と思っています。
それに、そういうふうに未来を悲観すること自体が、
自分自身に何も良いことをもたらさないばかりか、
自分にとって有害であると思っています。


最近、2010年12月の宇多田ヒカルのライブ映像を見たのですが、そこで彼女は、
「最近わたしは『自分を大切にする』とはどういうことなのか、わかってきた」
「自分を大切にできるようになったら、周りの人も自然に大切にできるようになってきた」
と言っていました。
それを聞いて、僕は、「ほんとにそうだよね」って、思えたんです。
彼女の気持ちがとてもわかった気がしたんです。


だとしたら・・・


『ゲイは年老いたら一人寂しく過ごすことになる
 だから自分も年老いたらそうなる
 そんなふうに考えて、今、暗い気持ちになる』


これって、、これから先の未来が良くないことになると考え、
自分のその考えによって自分で自分を苦しめているわけです。
そんなふうにして自分を苦しめることは、
「自分を大切にする」のとは正反対のことをしているわけです。


僕は宇多田ヒカルじゃないですけど、僕だって、自分を大切にしたいんです。
だから、未来が悪いものになると考えて今の自分を苦しめるなんてことは、
僕はしたくないのです。


でも、ふとした瞬間に・・・
上に書いた悲しい考えが、
(ゲイは年老いたら一人寂しく過ごすことになるのだという悲しい考えが)
今でもふと頭に浮かんでくることがあるんです。


そんな時でした。


70才くらいのゲイやレズビアンの人たちのIt Gets Betterの動画を見つけたんです!


It Gets Betterというのは、若いゲイやレズビアンなどLGBTの人たちに向けて
「今は大変かもしれないけど将来は必ず今よりも良くなるから頑張って♪」
というメッセージを動画にしてYouTubeにアップするムーブメントのことです。
(詳細はWikipediaをみてください)


この動画を見て,すごく勇気をもらいました。
ゲイだからといって、年老いて一人で寂しく過ごすなんてことはない
となぜだか確信することができました。


素晴らしい動画だと思います。
日本語字幕を付けましたので、是非みてください。
(字幕はイマイチかもしれませんけど、ぜひ見てください♪)




で、年老いたゲイやレズビアンの実際の生活やお金のことがどうなのか?
に関してはにじ色ライフプランニング入門」という本を近いうちに買って
読んでみようと思ってます。


2012年7月5日木曜日

僕がゲイ(同性愛者)動画をYouTubeにひっそりとアップするわけ(のひとつ)

僕がYouTubeで色々ゲイの動画を探しても
あまりたくさんは見つからなかったんです。

でもある日、
ゲイの男性がカミングアウトしている動画をたくさん見つけました。
自分がゲイだとわかって、友達にカミングアウトし、
そして家族にもカミングアウトした、という話を
ゲイの男性がYouTubeで顔を出して話している動画です。

カミングアウト・ストーリーというらしいです。
YouTubeで「coming out story」と検索してみてください。
たくさんヒットします。
女性(レズビアン)のカミングアウトストーリーもあれば
男性(ゲイ)のもあります。

カミングアウト・ストーリーは、どれも同じようなもので、
面白みがないと思うかもしれません。
だからYouTubeでカミングアウト・ストーリーを見ても
別に面白くないと思うかもしれません。

でも、すごいことだと思うのです。

何がすごいって、
YouTube上に自分の顔をさらけ出して
自分の話をしている人数がすごい!
そう思うのです。

ちゃんと数えることはできないくらいいます。
500人は絶対にいると思います。
(1000人くらいいるんじゃないでしょうか)

で、ここからいきなり話題が飛ぶようですが‥

今現在、2012年の日本では、
ゲイ(同性愛者)はいないことになっている
と思うのです。

ゲイとか同性愛者はテレビとかには出てくるけど
自分の身近にはいない。
日本にいる多くの人はそう思っていることでしょう。

そういう意味で、今2012年の日本では、
ゲイは見えない存在になっている、
と思うのです。
このことに関する動画を見つけたので、その動画について後日ブログ記事を書くつもりです)

本当は、ゲイの人って、
「石を投げればゲイにぶつかる」
というくらいに、たくさんいると思うんです。

だけど、ゲイはたくさんいるのだ、ということが
わかっていない人が、今2012年の日本には多いと思うのです。

それには色々な理由があるのだろうけど、
ひとつには、カミングアウトしているゲイが少ないということが
いえると思うのです。
(もし50万人のゲイが各々20人にカムアウトしたら
 1000万人の人がカムアウトされる、という単純計算になる♪)

もちろん、皆がカミングアウトしなきゃいけない、
なんてことは全然ないです。
ゲイの人でもそのことをカミングアウトしていない人は多いだろうし、
僕自身も、学校とか職場とかでは基本的にはカムアウトしていなくて
ごくわずかな親しい人に対してだけしかしていないわけです♪

だからきっと、職場とか学生時代のクラスメートとかでは
僕がゲイだとは思っていない人の方が、多いはずです。
(多分そのはず!)

だから職場の飲み会とかで、
「彼女いないの?」
「なんで結婚しないの?」
「子ども好きでしょう? 」
「だったら早く結婚して自分の子どもを持つことを強くお勧めするよ」
「やっぱり自分の子どもは本当に特別だからねえ」
などと、僕がゲイではないという前提で、色々なことを言われるのでしょう。
(このことについては過去のブログ記事をみてください)

今2012年に日本に住んでいるゲイとして・・・

・日本にはゲイがいないとされていること
・同性愛者に対する知識が欠如している人たちが多いこと

とかは僕のフラストレーションになってるなぁと思います。(多分)

・同性愛者はどの国にも同じ割合だけいます(日本にももちろんいます)
・人口の2~5%、多く見積もれば11%が同性愛者だという報告があるそうです
・ですから同性愛は自然なことであり、何もおかしなことではないわけです
・どこにだって同性愛者はいるわけです
 (蛇足ですが、パリの市長もベルリンの市長も、同性愛者です)
 (アイスランドの首相もベルギーの首相も、同性愛者です)

といった知識を持ち合わせていない人たちが、
今2012年の日本には多いような気がするんです。

皆さん、もしかしたら、自分には関係ないことだと思っているのでしょうかねぇ?

そうですねぇ、実際、関係ないことなのでしょうねぇ。。
だって、生まれてから一度もゲイとか同性愛者の人に
会ったことがないと思っている人たちが、一体どうやったら
同性愛は自分と関係あることだ、などと思えますかねぇ。
(本当はこれまでの人生のどこかで必ずゲイの人に会っているはずだけど
 その人はあなたに対してはカミングアウトしてないゲイの人だったから
 あなたはその人がゲイだとは気付かなかったのでしょう)

そりゃぁ、自分には同性愛が関係あるとは思えなくても、ある意味、当然でしょう。

でも、これは、無知っていうやつなのかなとも思うわけです。
(無知でいることは、あまりほめられたことじゃないですし、
 人を傷つけますし、良くないことだと思います)

で、

僕はYouTubeにたくさんアップされている
カミングアウト・ストーリーに日本語字幕を付けて
日本人が見てもわかるようにして公開しているわけですが・・・

それは、日本のゲイの人に見て欲しいだけでなく、
一般的な日本の人たち(同性愛者についての知識を
持ち合わせていない日本の人たち)にも見て欲しいな♪
と思って、公開しているのです!

・どれだけ多くのゲイ(同性愛者)がこの世界に生きているのか
・同性愛は自然なことで、人口の数%が同性愛者なのだ
・どの世界にも同じ確率でいるのだ
・だから日本にもいるのだ

そんなことが少しでも日本の人に伝わればいいなと思っています。

・ゲイの人は普通にその辺にいるのだ

という知識だけでも持ってもらえたらいいなと思って、
カミングアウト・ストーリーの日本語字幕版を公開しているのです。

「差別反対!」
みたいな感じで声高に叫ぶのは、
ちょっと、自分のやり方とは違うかな~
とも思っています。

だから僕は、YouTubeにひっそりと動画をアップするのです。
そしてその動画が自然に話題になる日を待っているのです。

(僕はソーシャル・メディアが世の中を変える力を信じています)
(YouTubeは本当に偉大だと思っています)

で、今日の動画ですが、
サンフランシスコ郊外に住むゲイ男性、ジェイさんの
カミングアウト・ストーリーの日本語吹替え版です!
まだ見ていない方は是非見てみてください。

そして、よければ、僕が公開している他の動画も含めて、
ネット上(twitter、mixi、Facebookなど)で
話題にしてくれると嬉しいです♪


なおこの動画の日本語音声はミズキ諒さんによるものです。
(音声に若干の加工がなされています)

2012年6月30日土曜日

Glee/グリー カロフスキー 「いじめっ子はとても不安なのです」



今日はマックス・アドラーによるIt Gets Betterメッセージについて書きます。


マックス・アドラーは、アメリカのTVドラマ「Glee/グリー」で
カロフスキー君という高校生の役を演じています。
このドラマの中で、カロフスキー君は、
高校のアメフト部員で体育会系の少年、という設定です。


(ここからは、ネタバレしないように書きます。
 でも、少し、ネタバレしちゃうかもしれません。
 それが嫌な人は、この記事はこれ以上読まないでください♪)


彼は、自分が体育会系の「男っぽい」男性であるからか、
ゲイであることをカムアウトしているカート君をいつもいじめています。


またゲイのカート君だけでなく、
合唱部(グリー・クラブ)に所属する部員たち全員をバカにしています。
合唱部(グリー・クラブ)が「女々しくてオカマっぽくて格好悪くて
皆になじめないのけ者」の集まりだという理由からです。


そんな、最悪で凶暴ないじめっ子、という設定の役です。


つまり、


体育会系のアメフト部員のカロフスキー君は、
ゲイのカート君や合唱部(グリー・クラブ)の部員たちのことを、
「男らしくない」だとか「女々しくてオカマっぽい」といった理由で、
バカにして、目の敵にして、いじめているのです。


と、思っていたら・・・!!!


(ここから少しだけネタバレ的になるので、
 ネタバレが嫌な人は読み進めないでくださいね♪)


カロフスキー君がいつも彼らをいじめていた理由は、
○○だからなのです!!
(ネタバレしないために○○と書きました)。


そうなのです。
カロフスキー君自身が、とても不安な気持ちで毎日を過ごしていたのです。


いじめっ子は、強いのではなく、弱いのです。
いじめっ子は、自分の中の不安な気持ちをごまかすために、
他人をいじめているのです。


いじめっ子は、怖いから、不安だから、他人をいじめているのです。


自分が今「怖い」とか「不安だ」などと思っていることすら、
自覚できていない場合もあるでしょう。
いじめっ子は、不安な気持ちに向き合うことができない人たちなのだ、
とも言えるでしょう。


そういう意味で、「いじめっ子こそが負け犬だ (Bullying is for losers)」
というLady Gagaの言葉もあながち間違いではないと思います。
(Lady Gagaの言葉はこちらの動画の3分21秒のところをご覧ください


で、


カロフスキー役のマックス・アドラーのIt Gets Betterメッセージです。
 (It Gets Betterとは、ゲイ・レズビアン・バイセクシャル・トランスジェンダー
 などの若い人たちに向けて、大人たちが、「今は大変だろうけど、
 未来は必ず今より良いものになるから、今はなんとか耐え忍んで
 切り抜けてください」という動画をYouTube上で発信していく
 ムーブメントのことです。詳細はWikipediaをみてください。)


いじめっ子は、とても不安な気持ちでいる。
それをごまかすために(不安な気持ちに向き合わずに済ませるために)
他人をいじめるのだ。
ありのままの自分でいることは素晴らしいことだから、
自分はいじめられて当然なダメな人間なのだなどと思わないで。


ということなどを話している動画です。
日本語字幕を付けましたので、ぜひ見てください。
(このブログ記事の下の方に動画を貼り付けてあります)


なお、今回、この動画に字幕をつけるのは、
@utadakumiaii さんがツイッターでつぶやいてくださったことがきっかけになりました。
その @utadakumiaii さんからマックス・アドラーの
It Gets Betterメッセージについて、コメントを頂きました!
動画を見る前に、ぜひお読みください。


--------------
 gleeのストーリーではカートのいじめというのが大きなファクターに
 なっていましたが、そのクライマックスに絡んでくるのが
 このマックス・アドラー演じるカロフスキーです。
 僕自身(ゲイだということではありませんが)いじめを受けてきましたし、
 セクシュアリティに悩んだこともあるので、
 まるで自分のことのようにストーリーを見守って来ました。
 この動画を見た時、なぜいじめっ子役がメッセージを発するのか
 意味が最初見いだせませんでした。
 カート役のような被害者側こそが語るべきはないかと。
 しかし今は違います。
 いじめを正当化する気はさらさらありませんが、
 いじめっ子にもそれをしてしまう理由がそれなりにあるのです。
 そして、いじめっ子を批判するだけではなく、
 そこを解決しなければいじめは解消しないんです。
 そんなことをこのカロフスキーというキャラクターは教えてくれた気がします。
 今でもセクシュアリティと自分の関係に悩む方々と時折知り合うこともあり、
 自分の時と変わらないなと悲しくなることがあります。
 でも、gleeのストーリーやこの動画にもあるように状況は、
 時代は少しずつ変わっていきます。
 彼らにそれが伝わることを祈っています。
--------------


では、カロフスキー役のマックス・アドラーによるIt Gets Betterメッセージを見てください。



2012年6月23日土曜日

世界から愛の気持ちを減らさない方法(オカマ、ホモと言われても..)


今日は、嫌なことを言われた時にも
この世界から愛の気持ちを減らさない方法
についての動画を紹介します。

街を歩いていて知らない人から突然
「オカマ」とか「ホモ」とか言われたことはありますか?
もし言われたら相当嫌ですよね。

今日紹介する動画は、ニューヨーク在住のゲイ男性の
デイビーさんが、街角の清掃員から「オカマ」「ホモ」
と言われて、びっくりして何も言い返せなかった、
だけどそれで良かったのだ、
という動画です。

この動画の中で僕が一番いいなあと思ったのは・・・

 「オカマ」とか「ホモ」とか嫌なことを
 言ってくる人の中にあった嫌悪の気持ちは、
 元々は言われる側の人の中にはなかったものである。
 (問題は自分にではなく嫌なことを言ってくる人にある)

 嫌なことを言われた時に、ネガティブな言葉で応酬すると
 自分の中には元々なかった嫌悪の気持ちが生じてしまう。

 そうすることで、この世界に嫌悪の気持ちを一つ生み出してしまう。

 そしてこの世界から愛の気持ちを一つ減らしてしまう。

 (それは悲しいことだ)

ということを言っている部分です。

世界の平和のために、
お金を寄付したり、紛争地域に出かけていって
難民を助けたり、といったこともできるかとは思いますが、
もっと実際的に、現実的に、今この日本に住んでいる
僕らがここでできることは・・・

 ・日々を楽しく過ごすこと
 ・この世界に嫌悪の気持ちを生み出さないこと
  (この世界から愛の気持ちを減らさないこと)

なのでは?と思わせてくれました。

・嫌な気持ちが自分の中に生まれてしまうのは
 自然なこととして仕方ないとしても、
 その嫌な気持ちを自分の中に持ち続けないように
 することが僕にはできるのではないか?

・そして、そうすることが世界の平和につながっていく。

そう思わせてくれました。


「オカマ」とか「ホモ」と言われた時だけでなく、
自分が大切にしているものについて何か嫌なことを言われた場合にも
デイビーさんの言うようにすれば、自分の中に(そしてこの世界の中に
嫌悪を気持ちを生み出さずに済むと思います。

デイビーさんの言ってること、いいと思いませんか?
ぜひこの動画を見てみてください。



ちなみにデイビーさんの
「彼氏の作り方」という動画
すごく良いこと言ってると思いますので
チェックしてみてください。